
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った二つの再生医療等製品が、世界初の実用化の承認を得た。対象となる疾患の患者らからは、治療の道が開ける可能性に期待が集まる。ただ、今回の条件と期限付きの承認はいわば「仮免許」に過ぎない。販売後、最長7年かけ症例を積み重ね、有効性の検証が必要となるが、過去には本承認を断念した例も。専門家は「承認はゴールではなく、スタートだ」と強調する。
▽希望
「心臓移植しか方法がない患者にとって、今回の再生医療は大きな希望になる」。先天性の心臓病を抱える患者や保護者らでつくる「全国心臓病の子どもを守る会」の大沢麻美会長(長野県上田市)は、承認の喜びをそう話す。息子が心臓病で...
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