
2024年9月21日、鈴屋川の氾濫で浸水した石川県輪島市町野町(広瀬弘一さん提供)
能登半島地震の被災地を襲った奥能登豪雨では、自治体が指定する「洪水浸水想定区域」の範囲外でも大きな被害が出た。想定区域は、崩れた土砂や木が河川に流入した場合の影響が考慮されておらず、国は能登の被災を教訓に影響の予測手法をまとめ、区域指定の手引を改定する方針だ。識者は「二重被災を見据えた個人の防災意識向上も必要」と指摘する。
石川県輪島市町野町の広瀬弘一さん(66)は、鈴屋川から約90メートル離れた自宅で理髪店を営む。2024年9月21日、豪雨で上流部の広範囲で斜面崩落が発生。川に流れ込んだ木が橋に引っかかるなどして河道をふさぎ、濁流があふれた。
自宅は想定区域に指定されていなかったが、床上浸...
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