檜山瑠衣ちゃんと一緒の時間を過ごす、ファシリティドッグのマサ=2025年10月、東京都世田谷区の国立成育医療研究センター
 檜山瑠衣ちゃんと一緒の時間を過ごす、ファシリティドッグのマサ=2025年10月、東京都世田谷区の国立成育医療研究センター
 檜山瑠衣ちゃんと病棟内を散歩する、ファシリティドッグのマサ=2025年10月、東京都世田谷区の国立成育医療研究センター
 取材に応じる国立成育医療研究センターの笠原群生病院長

 多くの人手と時間が必要な小児医療は、不採算部門とも言われる。専門職は心のケアを含めた手厚い支援を目指すが、財政難がネックになり十分に広がらないのが現状だ。病と闘う子どもを応援する「社会の善意」を信じ、国立成育医療研究センターは寄付による資金調達に力を入れる。経営を立て直し、医療の質を高めるには、診療報酬の見直しが必要との指摘が出ている。

 4月7日、センターの小児集中治療室は、人工呼吸器や人工心肺装置のアラーム音が鳴り響き、各分野の専門医、看護師、臨床工学技士が足早に行き交っていた。案内してくれた笠原群生病院長(60)は「採血だけでも、付き添いや体の固定で複数人が必要になる。一人一人にしっかりと...

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