2019年6月、イランの首都テヘランで会談する安倍首相(左)と最高指導者ハメネイ師(イラン最高指導者事務所提供・共同)
 2019年6月、イランの首都テヘランで会談する安倍首相(左)と最高指導者ハメネイ師(イラン最高指導者事務所提供・共同)

 イランのアラグチ外相が日本関係船舶のホルムズ海峡通過を容認する可能性に言及した。事態の沈静化へ伝統的な友好国である日本の役割に期待をにじませており、仲介外交の余地が出てきた。日米首脳会談という難関を乗り越えた日本政府は、イランとトランプ大統領双方との間合いをはかりながら、まずは要衝ホルムズ海峡の安全確保へ打開策を探る。

 ▽勝負師

 「日本はイランの友人だ。米イスラエルの侵略行為を終わらせる役割を果たせるよう望んでいる」。20日、アラグチ氏は共同通信の電話インタビューでそう訴えた。

 アラグチ氏は2008~11年に駐日大使を務めた知日派のベテラン外交官だ。米イランの緊張が高まった19年、当時の安倍...

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