
飯坂温泉の「鯖湖湯」=福島市
2011年、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故という二重の困難に見舞われた福島県。もともと食材や温泉に恵まれ、観光客にとっても魅力的な土地だ。地元の食べ物を食べて応援しようと、福島市に向かった。
JR福島駅から電車で約25分の飯坂温泉は、縄文時代から続くと言われる歴史ある温泉街。鯖湖湯など八つの共同浴場と30以上の旅館が並び、震災直後は沿岸部から避難してきた人々を受け入れていた。避難者も温泉に入って体を休めたといい、観光協会の斎藤利香子さんは「大変な思いをした人が多く、みんな生きることに必死だったと思う」と振り返る。
震災後、少しずつ回復していた観光客の数はコロナ禍で再び打撃を受けた。今...
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