全身性エリテマトーデス(SLE)を抱える女性から妊娠の相談に応じている東京大病院の土田優美医師=1月、東京都文京区の東京大病院
 全身性エリテマトーデス(SLE)を抱える女性から妊娠の相談に応じている東京大病院の土田優美医師=1月、東京都文京区の東京大病院
 取材に応じる、全身性エリテマトーデス(SLE)を抱える女性=神奈川県内
 全身性エリテマトーデスと妊娠

 異常な免疫反応が自身を傷つける膠原病の一種「全身性エリテマトーデス(SLE)」。国指定の難病で、1960年ごろは3年生存率が6割だったが、治療が進歩し、病状を安定させやすくなった。若い女性の発症が多く、病気を抱えながら安全に妊娠、出産を実現させることが課題の一つで、医師らが支援に力を入れている。

 ▽薬で抑制

 神奈川県に暮らす30代女性は、大学2年のある日、指が痛み始め、高熱と嘔吐が続いた。SLEと診断されるまで2カ月かかり、即座に入院。「病気を受け入れられなかった」。退院後、友人と同じように学生生活やアルバイトを続けると、翌年に再発し、心膜炎を発症した。「病気と折り合いを付けるしかないのか」...

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