広島大の研究チームによる実演。モデル役の女性は両肩に人工筋肉を装着している=2026年2月、東京都内
 広島大の研究チームによる実演。モデル役の女性は両肩に人工筋肉を装着している=2026年2月、東京都内
 栗田雄一・広島大教授
 内視鏡手術の支援ロボット「ダビンチ5サージカルシステム」(インテュイティブサージカル社提供)
 「人間拡張」の4類型と具体例

 人工知能(AI)やロボット開発などの新しい技術を生かし、人間に備わっている能力を高めたり、補ったりする「人間拡張」という技術が注目されている。重い荷物を運ぶ際に体への負荷を減らす「パワーアシストスーツ」などは既に実用化。能力を飛躍的に向上させるものだけでなく、日常生活に少しだけ変化をもたらすような用途も含め、さまざまな分野で応用が模索されている。

 ▽人工筋肉

 東京都内で今年2月、広島大のチームがこの技術に関わる実演をした。

 モデル役の女性は、しなやかなチューブを内蔵した空気圧式の「人工筋肉」を面ファスナーで両肩に装着。モニターに表示された体操の手本の映像を見ながら、肘を曲げて顔の前で両腕を開...

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