
文化庁の京都庁舎(左)と東京庁舎
中央省庁として初の地方移転となる文化庁の京都移転から3年がたった。東京一極集中是正を目指す地方創生の目玉として「地方目線を国の政策立案に生かす」と意気込んだが、具体的な成果はまだ見えない。霞が関に追随の動きはなく、省庁移転策は停滞感が浮き彫りに。文化庁は一部部署が東京にとどまる2拠点体制を解消できず、「完全移転」とは言いがたいのが現状だ。
▽見えぬ成果
「京都という千年の都で、凝縮された日本の文化に目を向けることができる。日本文化の故郷に来た意味は非常に大きい」。都倉俊一文化庁長官は3月27日、任期満了を前に取材に応じ、京都移転の意義を強調した。
同庁が力を入れるのは、日本文化を観光振興に生...
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