
定時制科学部の生徒や教員と実験方法について話し合う久好圭治さん(右奥)
久好圭治さんはおもちゃ作りが得意な子どもで、高校で物理にはまった。大学浪人のときに家を出て、夜に住み込みのパブで皿洗いをしながら受験勉強を続けた。なんとか合格した大阪市立大で念願の物理を学んだ。卒業時、記念受験のつもりだった大阪府立高校の教員試験に受かり、理科教諭になった。
最初に赴任した工業高校はけんかの絶えない荒くれた学校だったが、やんちゃな生徒もきちんと向き合えば心を開いてくれた。1年で大学に戻るつもりが、やりがいを感じて教員を続けた。
40歳を過ぎて1996年から2年間、府の制度で鳴門教育大大学院(徳島県)の惑星科学の研究室に内地留学した。「夢を追うため」復職しても実験を続けられるよ...
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