ミドリムシ由来の原料「パラミロン」=3月、茨城県つくば市
 ミドリムシ由来の原料「パラミロン」=3月、茨城県つくば市
 ミドリムシ由来の原料でつくったバイオプラスチックを持つ芝上基成さん=3月、茨城県つくば市
 ミドリムシの細胞に大量にある多糖「パラミロン」(産総研提供)
 産業技術総合研究所の芝上基成招聘研究員

 産業技術総合研究所の芝上基成招聘研究員(62)は、ミドリムシの細胞に大量にある多糖「パラミロン」からプラスチックやナノファイバー、接着剤などを開発する。「持続可能な開発目標(SDGs)」に適した製品開発に挑む。

 ミドリムシは湖沼などに生息、葉緑体を持つ長さ約50マイクロメートルの小さな藻類。細胞内のパラミロンは約2千個のブドウ糖が連なった高分子だ。植物の細胞壁を構成する繊維質のセルロースとよく似た構造を持つ。不純物をほとんど含まず、簡単に取り出せる。安定的に大量生産も可能だという。

 芝上さんはパラミロンの分子構造に若干の変更を加えて、性質を劇的に変えている。2013年に発表したパラミロン由来...

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