静かな環境づくりを目指した個室の集中治療室(ICU)=東京都文京区の東京科学大病院(同大提供)
 静かな環境づくりを目指した個室の集中治療室(ICU)=東京都文京区の東京科学大病院(同大提供)
 医療現場の騒音に関する国内外の文献を調査した大阪公立大の園田奈央准教授=大阪市阿倍野区
 騒音が医療関係者に与える影響を調べた東京科学大の海塩渉助教=東京都文京区

 医療機器のアラーム音が鳴り響き、スタッフの足音や話し声が聞こえてくる―。医療現場にはさまざまな音があふれている。それはしばしば騒音となり、入院患者の負担になっている実態が近年、明らかになってきた。影響は医師や看護師らにも及ぶことが分かり、環境を改善するための模索が続いている。

 ▽常態化

 「ピコンピコン」「カーンカーン」。24時間体制で重症患者を見守る集中治療室(ICU)。患者には血圧や体温を計測する生体情報モニターや、人工呼吸器などが取り付けられている。異常があればアラーム音を発し、医師らに異変を知らせる仕組みだ。他にも空調設備の動作音や、医師らの会話、歩く音など多種多様な「音源」がある。

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