
幼い頃の芝上基成さん(本人提供)
ミドリムシ由来の原料「パラミロン」の研究を進める芝上基成さんは、幼い頃はエジソンなどの偉人の伝記を読むことに熱中した。特に感銘を受けたのは、日本人初のノーベル賞受賞者湯川秀樹さんだ。
湯川さんが海外の論文を地道に読み込み、それまで誰も考えなかった「未知の新粒子を想定する」という斬新なアイデアで、世界的な成果を上げた姿に魅了された。「他人と同じことをやって一歩進めることよりも、ゼロから挑戦して1へと進める方が重要だ」という信念につながった。
1983年に大阪大工学部に入学。大学4年で国家公務員試験に合格、修士課程を経て、工業技術院・化学技術研究所(当時)に入所した。有機化学が専門だったが、20...
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