
1958年に再建された和歌山城天守=3月、和歌山市
鉄筋コンクリートで復元された城の天守が岐路に立たされている。太平洋戦争で本来の建物が失われるなどし、戦後に再建。老朽化が進んだり、耐震強度不足が指摘されていたりするためだ。当時の姿に近づける木造復元案も出ているが、実現のめどは立っていない。改修でにぎわう城がある一方で「閉城」の事例も。地域のシンボルの将来に注目が集まる。
戦国大名の毛利輝元が16世紀末に築いたとされる広島城(広島市)。堀で囲まれた5階建ての復元天守は3月22日で閉館となり、直前には多くの客でにぎわった。
閉館理由は耐震強度不足だ。元の天守は1945年の原爆投下で倒壊。58年に鉄筋コンクリート造りで再建された。博物館としても機...
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