ウクライナ北部のチョルノービリ原発4号機の原子炉建屋。「石棺」に覆われている=23日(共同)
 ウクライナ北部のチョルノービリ原発4号機の原子炉建屋。「石棺」に覆われている=23日(共同)
 ウクライナ北部のチョルノービリ原発を覆うシェルター。上部に無人機が衝突した部分の補修跡が残る=23日(共同)
 原発巡る世界の動き

 史上最悪の原子力災害となった旧ソ連ウクライナのチョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故から40年。2011年の東京電力福島第1原発事故後に生まれた脱原発の機運は、ロシアのウクライナ侵攻や中東危機を背景とするエネルギー価格高騰で弱まった。人工知能(AI)の普及に伴う電力需要増で、原発回帰の動きが世界で加速している。

 ▽「失敗」

 「原発がなければどの冬も乗り切れなかった」。ウクライナのゼレンスキー大統領は事故から40年に際し、戦時下でも原発は不可欠だと訴えた。チョルノービリ原発は昨年2月に無人機攻撃を受け、事故を起こした原子炉を覆うシェルターが損傷した。攻撃の危険性は続くが、各地への電力インフラ攻撃...

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