撃たれた右脚を見せるジャミルさん=3日、ヨルダン川西岸カルユート(共同)
 殺害された息子2人の話をするファトマ・ムアンマルさん=3日、ヨルダン川西岸カルユート(共同)
 殺害された息子2人の話をするファトマ・ムアンマルさん=3日、ヨルダン川西岸カルユート(共同)
 自宅玄関の銃弾の痕を指さすファトマ・ムアンマルさん=3日、ヨルダン川西岸カルユート(共同)

 米イスラエルとイランの交戦の陰で、ヨルダン川西岸ではユダヤ人入植者によるパレスチナ自治区住民への暴力が激化した。国連によると、3月には西岸と東エルサレムで約170人のパレスチナ人が負傷し、記録開始から20年間での月間最多となった。イスラエル政府が進めるパレスチナ強硬策も影響しているとみられ、住民は「解決が見えない」と悲観する。

 「銃声が何度も響いた。自宅で泣き叫ぶ孫たちをなだめるのに必死だった」。ファトマ・ムアンマルさん(75)は入植者の襲撃があった3月2日を思い出し、声を詰まらせた。西岸北部ナブルス近くの集落カルユート。周囲には入植地が点在している。

 その日、30人ほどの入植者集団が自宅周辺に...

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