聴導犬のグレースを迎え入れた、聴覚に障害がある鶴村美恵子さん=3月、広島県庁
 聴導犬のグレースを迎え入れた、聴覚に障害がある鶴村美恵子さん=3月、広島県庁
 聴導犬のグレースを迎え入れた、聴覚に障害がある鶴村美恵子さん(中央)=3月、広島県庁
 聴導犬のグレースを迎え入れた、聴覚に障害がある鶴村美恵子さん(中央)=3月、広島県庁

 身体障害者の自立や社会参加を手助けする補助犬が、各地で活躍している。盲導犬が広く知られる一方、聴覚障害者に必要な音を聞き分け、前足で触れて知らせる「聴導犬」は全国で約50匹しかいない。潜在的なニーズは多いと見込まれるものの、導入をためらう人がいるほか店舗で同伴を断られることもある。役割が浸透して「当たり前の存在」となるまでの課題は多い。

 広島県呉市の会社員鶴村美恵子さん(64)は3月下旬、中型の聴導犬グレース(雌、2歳)を迎え入れた。県内初の聴導犬だ。鶴村さんは「共に日々を大切に前向きに歩んでいきたい」と意気込む。

 聴導犬は電話の着信や玄関のチャイムなど日常生活に必要な音に反応し、前足でユーザー...

残り706文字(全文:1005文字)