
金融政策決定会合に臨む日銀の植田総裁(中央)ら=4月、日銀本店
中東情勢緊迫化による原油高で4月の国内企業物価指数の上昇率が大きく跳ね上がった。値上げが幅広い商品に波及することは避けられず、物価の安定を担う日銀の利上げが後手に回っているとの懸念も出てきた。第1次石油危機では、対応が遅れたことで物価が急上昇し景気後退につながった苦い経験がある。
▽値上げ交渉
「すでに食料品メーカーから値上げ交渉を受けている」「日用品の値上がりは7月以降に広がる可能性がある」。15日に日銀が発表したリポートでは、原油高によるコスト上昇分を販売価格に反映しようと模索する企業の声が目立った。化学メーカー、クレハの名武克泰社長は12日の記者会見で、食品用ラップ「クレラップ」に関し「(...
残り726文字(全文:1025文字)













