相談者の男性(右)と話す「サステイナブル・サポート」の支援スタッフ=4月、岐阜市
 相談者の男性(右)と話す「サステイナブル・サポート」の支援スタッフ=4月、岐阜市
 「サステイナブル・サポート」の後藤千絵代表理事=4月、岐阜市
 日本財団の尾形武寿理事長(左)から「ワーク・ダイバーシティ」の実現に向けた提言書を受け取る福岡資麿厚生労働相(当時)=2025年4月
 「ワーク・ダイバーシティ」事業を促進する議員連盟の設立総会で話す議連会長の野田聖子衆院議員(中央)=2025年11月、東京都千代田区

 岐阜県内に住む飯野香帆さん(23)=仮名=は小学校高学年のときに不登校になって以来、ひきこもりがちの生活を送り、仕事もしていなかった。

 「この先、どうすればいいのか」

 漠然とした不安を抱え、行政の「ひきこもり相談室」を訪れた。その後に紹介されたのは初めて聞く施設。障害者向けだという。でも、飯野さんは障害者手帳を持っていない。よく分からなかったが、とにかく通い始めた。

 それから約1年。飯野さんは就職し、週5日働いて自分の給料で好きなアーティストのライブに行けるようになった。

 「ホントによかったです」

 飯野さんが笑顔で話せるようになったのは、どういうわけなのだろうか。(共同通信=市川亨)

 ▽「こんなにいろい...

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