長野県小谷村の砂防ダムを巡るツアー=2024年11月
 長野県小谷村の砂防ダムを巡るツアー=2024年11月
 「亀の瀬地すべり対策」の関連施設を巡るツアーで、地下構造物の「旧大阪鉄道亀瀬隧道」を見学する参加者ら=4月、大阪府柏原市
 「亀の瀬地すべり対策」の関連施設を巡るツアーで、排水トンネルを見学する参加者ら=4月、大阪府柏原市
 複数のダムが滝のように連なる富山県の立山カルデラの砂防ダム群(立山カルデラ砂防博物館提供)
 「亀の瀬地すべり対策」の関連施設を巡るツアーで、ガイド(右)から説明を受ける参加者=4月、大阪府柏原市
 大阪府柏原市「亀の瀬地すべり歴史資料室」

 土砂災害を防止する巨大インフラ「砂防施設」を巡るツアーが盛況だ。豪雨の際に住民の命を守る重要施設を観光資源として活用する取り組みが広がり、地域活性化や防災対策の啓発に一役買っている。参加者は普段見られない非日常空間の体験を楽しんでいる。

 奈良県境にある大阪府柏原市の山中で4月上旬、「亀の瀬地すべり対策」の関連施設を巡るツアーが開かれた。「地滑りが起きると大阪と奈良が水浸しになりかねません」。参加した9人はガイドの説明を聞きながら、懐中電灯を手に排水トンネルや、かつて災害で埋まった「旧大阪鉄道亀瀬隧道」といった地下構造物を見て回った。

 夫と孫2人と訪れた奈良県斑鳩町の60代女性は「技術と規模を肌で...

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