
原油調達を巡る構図
原油タンカー出光丸が中東から日本に帰港した。戦渦がホルムズ海峡の通過を阻み、ペルシャ湾を抜け出すまで約2カ月ストップ。イランに通航を働きかけた政府からは、いったん安堵する声が漏れるが、原油調達に苦心する構図は変わらない。エネルギー供給の正常化はなお遠い。
▽何度も交渉
「原油が製油所に届き、安定供給に向けて大きな意味がある」。経済産業省幹部はこう話した。日本は輸入の9割超を中東に頼り、ホルムズ海峡の封鎖は供給途絶につながりかねない。3月以降、政府はイランに通航再開を何度も交渉した。
事態が動いたのは4月下旬。出光丸がホルムズ海峡を抜けた。現地メディアは当局が許可を出したと報道。在日のイラン大使館は...
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