FRB本部の改修工事を視察するトランプ米大統領(左)とFRBのパウエル議長=2025年7月、ワシントン(ロイター=共同)
 FRB本部の改修工事を視察するトランプ米大統領(左)とFRBのパウエル議長=2025年7月、ワシントン(ロイター=共同)
 連邦公開市場委員会後の記者会見を終えた米FRBのパウエル議長=4月、ワシントン(ロイター=共同)
 パウエル前議長の歩み

 米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)の議長として2期8年率いたパウエル氏が任期を終えた。新型コロナウイルス禍では矢継ぎ早の対応で株式市場などの動揺を抑え、危機を回避した。ただ経済回復期の利上げが後手に回り、歴史的な高インフレを招いたと批判を浴びた。任期終盤は大幅利下げを求めるトランプ大統領からの攻撃にさらされた。

 ▽レッドライン

 大手投資会社や財務省の勤務を経て、当時のオバマ大統領の指名でFRB理事に抜てきされた。「民間だけでなく公的な仕事にも携わりたいとの思いがあった」という。専門は政治や法律で、エコノミスト出身ではない異例の経歴と言われた。大統領1期目のトランプ氏に指名され20...

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