
ロシア・スモレンスク郊外のカティンの森にあるポーランド人捕虜集団墓地の入り口(小林文乃さん撮影・提供)
第2次世界大戦中、旧ソ連がポーランドの将校ら2万数千人を虐殺し、現在のロシア西部の森に埋めた「カティンの森事件」。「独ソ戦最大の謎」ともいわれ、巨匠アンジェイ・ワイダ監督も映画「カティンの森」で題材としたが、日本人で知る人はそう多くないだろう。
ノンフィクション作家の小林文乃さん(45)は、この事件にこだわった。犠牲者の中におそらくたった一人、女性がいたこと、彼女が優秀な飛行士であったことを知って、衝撃を受けたからだ。
名前をヤニナ・レヴァンドフスカという。小林さんは彼女の足跡を追ってポーランドへ、そしてロシアを訪ねる。ヤニナはその姿をなかなか見せてくれなかった。苦労の末、書籍「カティンの森のヤ...
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