
創業当時の野村煎豆加工店=高知市
野村煎豆加工店は「ミレービスケット」を製造する菓子メーカー。1923年、高知市で野村重政が豆菓子の加工販売を始めた。水害による倒産の危機を乗り越え、高知県民のソウルフードとして親しまれていたミレーを全国的に知られる菓子に育てた。(共同通信=浜谷栄彦記者)
1955年ごろ、明治製菓(現明治)の委託を受けてミレーの2次加工を始めた。卵や牛乳を使わない焼き菓子はあまり売れず、重政は油で揚げることを提案。香ばしく素朴な味わいが支持され、会社の看板商品になった。
しかし1998年に豪雨で近くを流れる川が氾濫。工場が水浸しとなり、2カ月間の操業停止を強いられた。機械の交換費用が経営を圧迫し、倒産の危機に陥っ...
残り147文字(全文:446文字)














