(絵:100%ORANGE)
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 ライブハウスではじめてうたった。

 これまでイベントの一環として、即興で小説を書き、朗読するなどはあった。音楽家として舞台上でうたうのは初体験だ。

 うたとは、いきものが声帯をふくめた全身の膜をふるわせ、まわりの空気を波うたせることだ。とりどりの波形がリズムやメロディーとなり、聴いている相手の膜をもふるわす。

 音楽は、演奏者と聞き手を同時に、繭のように、ふくよかにつつみこむ。それも、時間や空間の距離をこえて。100年前に生きた音楽家の思い、こころに、ぼくたちは、音楽を通して接続され、胸打たれ、生きている喜びをかみしめることができる。

 一曲一曲がタイムマシンであり、一音一音がいのちのしずくだ。時間とともに...

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