佐渡金山のシンボル、道遊の割戸
林芳正外相は１８日、初来日した韓国の朴振（パクチン）外相と東京都内の飯倉公館で会談した。
日韓外相会談では、日本政府が２月に世界文化遺産として国連教育科学文化機関（ユネスコ）に推薦した「佐渡島（さど）の金山」を巡るやりとりはなかった。日本外務省の担当者が明らかにした。
佐渡金山を巡っては、韓国の文在寅（ムンジェイン）前政権は、朝鮮半島出身者が戦時中に「強制労働させられた現場だ」として、世界文化遺産への推薦撤回を要求。２月の外相会談では互いに抗議をし合い、協議は平行線に終わっていた。
５月に発足した尹錫悦（ユンソンニョル）政権は、佐渡金山について表立った発信をしていない。
