年内に行われる衆院解散・総選挙に向け、新潟2区で自民党現職の鷲尾英一郎氏と細田健一氏=比例北陸信越=による公認争いで新たな動きが出ている。県連幹部が党本部に対し、2区支部長である細田氏の公認が原則だと申し入れ、立場を鮮明にした。背景には、全国的に公認を巡る派閥間のさや当てが起きていることに加え、かつて2区内で大きなしこりを残した保守対決の再現となることへの警戒感がある。ただ、鷲尾氏も立候補の構えは崩さず、先行きは不透明だ。
6月末、東京都内の自民党本部で県連の小野峯生幹事長が報道陣に囲まれた。小野氏は山口泰明党選対委員長らとの非公開での面会内容について明かした。
「2区支部長は細田さん。筋を通...
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