佐渡金山の推薦書再提出について花角英世知事に経緯を説明する末松信介文科相(右手前)=1日、県庁
佐渡金山の推薦書再提出について花角英世知事に経緯を説明する末松信介文科相(右手前)=1日、県庁

 「佐渡島(さど)の金山」について政府が2023年の世界文化遺産登録を断念する事態になったことを受け、末松信介文部科学相は1日、新潟県庁で花角英世知事と面会した。末松氏は国連教育科学文化機関(ユネスコ)から推薦書の不備を指摘され、断念した経緯を説明。面会後、地元との情報共有がなかったことについて「相手側(ユネスコ)の扉を閉めないためにやむなしの対応だった」と釈明した。県に対して謝罪したか報道陣から問われたが、明確に答えなかった。

 面会は冒頭以外非公開で、約45分間行われた。知事は「われわれとしては突然降りかかってきた事態。どうしてこうなったのか説明していただきたい」と末松氏に求め、「目指すとこ...

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