トキはドジョウ、カエル、昆虫などを餌にしています。春から夏にかけては山間部の田や湿地、秋は草地を主な餌場にします。冬はわき水の出る湿地や川辺などで餌を取ります。

 トキは肉食性で佐渡島内では食物連鎖の上位にいるとされています。同じ食性のテンやワシ、カラスなどが天敵で、餌を奪い合ったり、トキの卵やひな、トキ自身が食べられたりすることもあります。

 トキが野生からいなくなった理由に農薬の使用があります。農薬がまかれることで田んぼの生き物が減ったからです。

 トキが餌を取る水田の食物連鎖について専門家は「田んぼにはトキの餌になるドジョウがあれば良いというわけでなく、ドジョウが食べるものも必要。生き物全体のつながりの中でトキが生きている」と、生態系のバランス維持の重要性を強調しています。