
今後の活動内容を確認した「佐渡を世界遺産にする会」の定例役員会=8月17日、佐渡市
「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録を目指す新潟県佐渡市の市民団体「佐渡を世界遺産にする会」の定例役員会が17日、同市で開かれた。国連教育科学文化機関(ユネスコ)から推薦書の不備を指摘され、政府が来年の登録を断念してから初の開催。遺産周辺の草刈りやPRなど今後の計画を協議し、登録を目指して精力的に活動を続けていく方針を確認した。
同会は2007年発足。個人約1300人、法人約230団体の会員がいる。
定例役員会は約20人が参加し、冒頭以外非公開で行われた。中野洸会長(81)は、来年の登録断念について「突然のことで、聞いたときは何も頭に入らない状態だった」と振り返った一方、「登録が1年遅...
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