
道路脇の草刈りをする参加者=8月28日、佐渡市
    世界文化遺産登録を目指す「佐渡島(さど)の金山」の構成資産の一つ、西三川砂金山(新潟県佐渡市真野地区)周辺で28日、市民団体「佐渡を世界遺産にする会」の会員らが道路の草刈りをした。政府が来年の登録を断念するなど想定外の事態に見舞われる中、参加者は佐渡の価値を高めたいと汗を流した。
佐渡島の金山を巡っては、今秋にも国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が現地調査をするとみられていた。しかし、ユネスコが推薦書の不備を指摘。政府は推薦書を再提出する方針で、今年の現地調査はなくなった。
整備作業は元々、現地調査を念頭に、佐渡を世界遺産にする会が企画。同会のほか、地元住民やNPO、市などからも参加...
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