歩行者がまばらな西堀ローサ。約30の全テナントに退店を求める=11月20日、新潟市中央区
歩行者がまばらな西堀ローサ。約30の全テナントに退店を求める=11月20日、新潟市中央区

 新潟市は12月8日、古町地区の地下商店街西堀ローサを運営する市の第三セクター「新潟地下開発」への支援額が累計約53億円に上ったことを明らかにした。新潟市議会12月定例会の本会議一般質問で説明した。新潟地下開発の解散方針に対し、中川高男経済部長は「時代に合わせた施策を打ってきたが結果的に好転しなかった」と述べ、市としての責任を総括する考えも示した。

 新潟市によると、支援のうち直接的な支出は、2006年の貸し付けが9億円、出資が2億1千万円、01年の地下駐車場の取得が19億5千万円。ほかにローサなどに入る行政施設の賃料が10億8千万円、ローサのエレベーターや耐震化工事などが11億9千万円だった。...

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