アウトドア製品企画販売のスノーピーク(新潟県三条市)は2月20日、経営陣による自社買収(MBO企業の経営陣による自社買収を意味する「Management Buyout(マネジメント・バイアウト)」の略語。経営陣が自社の株式を買い取り非上場企業にすることで、敵対的な買収を防げるほか、株価に左右されず自由度の高い経営ができる。一方で、株主からの監視機能がなくなり、経営が不透明になる懸念もある。)を実施し、株式を非公開化すると発表した。米ファンドのベインキャピタルの関連会社が株式公開買い付け(TOB不特定多数の株主から株式を大量に買い集める企業買収の手法。「TOB」は株式公開買い付けを意味する「Take Over Bid(テーク・オーバー・ビッド)」の頭文字をとった略語。取得株数や価格、期間を公表し、既存の株主に売却を呼び掛ける。買収先の経営陣の同意を得た上で買い付ける場合は友好的TOBと呼ばれる。買収先が反対している場合は敵対的TOBとなる。)を行う。買い付け価格は1株1250円、期間は2月21日から4月12日まで。TOBが成立すれば、スノーピークは上場廃止となる見通し。山井太会長兼社長は引き続き経営に当たる。
▼詳しくはこちら
新潟三条市のアウトドア用品大手・スノーピークが自社買収(MBO)実施、ベインキャピタルと組みTOB
▼関連記事