
労使で賃上げなどについて意見交換した懇談会=2月28日、新潟市中央区の新潟東映ホテル
春闘が本格化する中、連合新潟(小林俊夫会長)と新潟県経営者協会(殖栗道郎会長)は2月28日、新潟市中央区のホテルで労使懇談会を開いた。物価高騰や人手不足を背景に、賃上げの必要性については両者で認識が一致。原資確保のためには労務費を含めた価格転嫁などが欠かせないとした。
毎年、この時期に開催している。冒頭、小林会長が定期昇給分と合わせて5%以上の賃上げのほか、有給休暇の取得促進や育児・介護と仕事の両立に向けた環境整備、ハラスメントの防止など12項目の要請書を殖栗会長に手渡した。
意見交換は非公開で行われた。出席者によると、賃金アップに必要となる価格転嫁についての議論が中心になったという。
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