
黒俣集落の棚田で栽培されたコシヒカリ「森の田んぼ」
新潟県下越地方の道の駅や類似の交流拠点施設には、地域色豊かな商品がずらりと並ぶ。各駅を訪ね、お薦めの品々を紹介する。(56回目)
胎内市黒川地域の山あいにある黒俣集落の棚田で栽培されたコシヒカリ「森の田んぼ」は、市外に常連客がいるほど人気のコメだ。市内で架設工事などを手がける会社を営む髙橋学さん(46)が、実家の田んぼで育てている。
田んぼは森に囲まれており、山からの伏流水が流れ込む沢の水を使う。「きれいな水で育てることができる。昼夜の寒暖差が大きいのでうまみが凝縮されたコメになる」と髙橋さんは強調する。
循環型農業を実践しており、森の落ち葉を活用し、土に混ぜて肥料にする。「微生物が活発に働...
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