5月のこと。
知り合いがフェイスブックで「山の下みなとタワーの脇に電車が置いてある」と書き込んでいました。
知り合いは写真も載せていたので見てみると、そこには見覚えのある「黄色・オレンジ・茶色」の帯が入ったステンレス車両が写っていました。
南武線を走っていた205系車両です。
駐車場脇に留め置かれている旧南武線205系車両。奥は佐渡汽船のときわ丸=新潟市東区臨海町
南武線は東京都の立川駅から神奈川県の川崎駅を結ぶ本線と、尻手駅から浜川崎駅を結ぶ支線があります。東京の多摩地区と川崎の京浜工業地帯とを直接鉄路で結ぶ唯一の路線です。
205系車両は、国鉄時代の1985年に登場した車両で、山手線や京阪神緩行線...
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