
応急復旧工事が完了した直江津港の岸壁。大型船の受け入れを再開したが一部に段差や亀裂が残る=19日、上越市
能登半島地震で被害を受けた直江津港(新潟県上越市)の大型貨物船用の岸壁が応急復旧工事を終え、3月19日に船の受け入れを再開した。港には段差や亀裂が残る場所もあるため、さらに本格的な復旧を進める方針だ。
再開した岸壁は国有施設で、中央埠頭(ふとう)にある。工業製品の原料などを運ぶ大型貨物船が利用していた。地震で路面に段差や亀裂が複数生じ、貨物船の荷役ができなくなっていた。
応急復旧工事は、国土交通省新潟港湾・空港整備事務所が2月5日〜3月1日に約4000万円をかけて実施した。コンクリート舗装を撤去し、空洞があった箇所は砂利を詰めアスファルトで舗装した。
19日は大型貨物船が工業塩を運び入れた。...
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