日銀新潟支店は4月1日、3月の新潟県内企業短期経済観測調査(短観)を発表した。企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、全産業で2023年12月の前回調査から5ポイント下落しゼロとなり、4四半期ぶりに悪化。製造業は中国経済の回復遅れが響き、2四半期ぶりにマイナス圏に転落した。

 製造業は10ポイント悪化し、マイナス8となった。中国経済の低迷が幅広く影響し、全12業種中9業種が悪化した。暖冬による季節商品の需要減少や、人手不足なども響いた。

 非製造業は2ポイント下落しプラス7。1月の能登半島地震で設備に被害のあった電気・ガスなどが悪化した。

 小林俊支店長は「1月を中心に地震の影響が見られたが、そ...

残り1021文字(全文:1321文字)