華やかな衣装をまとったおいらん役の女性たちが練り歩く「分水おいらん道中」が4月7日、新潟県燕市分水地区で開かれた。新型コロナウイルス禍による中止などを挟み、5年ぶりに屋外で開催。桜が咲き始めた沿道は、この日を待ち望んだ見物客でにぎわった。

 おいらん道中は、つばめ桜まつりのメインイベントで、今年79回目。新型ウイルス禍を受け、2020、21年は中止、22年は人数を制限して屋内で実施した。23年は悪天候のため屋内に会場を切り替えた。

 「信濃太夫」「桜太夫」「分水太夫」のおいらん役は県内外から公募で選ばれた女性3人が務めた。肩を貸しておいらんを支える「ほうかん」や大きな傘を持つ「傘持ち」らを合わせ...

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