不登校の小中学生らが学ぶ場として、学校内外の教育支援センターに加えて期待されているのが、「学びの多様化学校(不登校特例校)」だ。学習指導要領に縛られず、授業時数を減らすなど柔軟なカリキュラムを組める特色があり、新潟県内でも設置を検討する動きがある。全国では徐々に増えてきているが、こちらも教員不足などから国の目標数にはまだ遠い。

 多様化校はこの4月、全国で新たに11校が開校し、16都道府県に計35校となった=地図参照=。小、中学校、高校とあり、内訳は公立が21校、私立が14校。私立は年間数十万円の授業料などがかかる。

 新潟県内にはまだないが、不登校の当事者らの関心は高い。新潟日報社と上越教育大...

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