
2023年に新潟県外へ本社を移転した転出社数が、新潟県内への転入社数を上回る「転出超過」社数が12社に上ったことが、帝国データバンク新潟支店の調査で分かった。比較可能な1990年以降で最多を更新。帝国データ新潟支店は、県の生産年齢人口が減少する中「労働力や市場を求め、軸足を県外に移す企業が増えたためではないか」とみている。
23年に県外へ転出した企業は前年比9社増の20社で、14年と並び過去最多。県内に転入した企業は8社減の8社だった。
転出先は東京都が4社増の7社と最多で、埼玉県が3社、千葉県が2社と首都圏への転出が目立った。北海道も2社あった。転入元も首都圏が多かったが、東京都は7社減の...
残り457文字(全文:757文字)