中世の長岡をまとめた地図を見つめる武石邦雄さん=長岡市曲新町
中世の長岡をまとめた地図を見つめる武石邦雄さん=長岡市曲新町

 中世の長岡などを再現した歴史地図が、新潟県長岡市曲新町の高齢者センターみやうちで展示されている。長岡市の男性が3年かけて完成させた大作で、城や城主、合戦のあった場所などを示している。

 地図を作成したのは、長岡市上条町の武石邦雄さん(84)。大手販売店を退職した後、グラフィックデザイナーとなり、パソコンで看板などを作る会社を立ち上げた。その後、脳梗塞を患い右手や足が思うように動かせなくなったものの、リハビリも兼ねて自宅から図書館に通い、中学時代から好きだった歴史の研究をしてきた。

 「郷土史の資料は目で訴えるものが少ない」と感じており、グラフィックデザイナーとしての技術を生かそうと、20年ほど前...

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