会見で宿泊税に対する考え方を示した佐渡市の渡辺竜五市長=5月15日、佐渡市役所
会見で宿泊税に対する考え方を示した佐渡市の渡辺竜五市長=5月15日、佐渡市役所

 新潟県佐渡市の渡辺竜五市長は5月15日の定例記者会見で、「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録後の観光客対応などに充てるため、独自財源の確保策として「宿泊税」の導入に意欲を示した。

 法定外目的税の宿泊税は、宿泊施設の利用者から宿泊料金に上乗せする形で徴収する。総務省によると、東京、大阪、福岡の3都府県と京都市など6市町が導入。新潟県の花角英世知事も県として導入の是非を議論する考えを表明している。

 佐渡市は、世界遺産登録で増加が見込まれる観光客への対応や環境保全に充てる経費などを確保するため、宿泊税や入島税といった独自財源の導入を以前から検討している。

 渡辺市長は会見で「宿泊税は、観光旅館...

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