先端に花がついていないヒメサユリを示す、祭り実行委の熊倉芳和会長=5月15日、三条市森町
先端に花がついていないヒメサユリを示す、祭り実行委の熊倉芳和会長=5月15日、三条市森町

 新潟県三条市森町の「ヒメサユリの小径(こみち)」で、花やつぼみがシカとみられる動物に食べられる被害が出ている。5月15日に開幕した「越後三条・高城(たかじょう)ヒメサユリ祭り」は、期間を短縮し、19日までとなった。関係者は「こんなことは初めて」と落胆している。

 小径は、高城城址(じょうし)へ続く登山道沿いにある。2013年から地元で祭りを開催。新型コロナウイルス感染症の影響で2度見送り、今回で10回目となる。

 実行委の熊倉芳和会長(73)によると、被害が分かったのは5月12日。大きく三つある群生エリアの一つが、被害に遭った。14日には別のエリアにも拡大した。三条市によると、被害の状況から、シ...

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