
全行程を人が担ぐ形に戻った三条祭り大名行列のみこし=5月15日、三条市本町5
新潟県三条市で恒例の三条祭りが5月14、15の両日に開催された。みこしの担ぎ手不足が心配された15日の大名行列は、無事、2基の担ぎ手が確保でき、全行程で人がみこしを担ぐ元来の形で実施することがかなった。沿道に集まった人々は、格式高い行列に見入っていた。
三条祭りは、三条八幡宮の春季例大祭として開かれている。三条祭り若衆会によると、1357年にみこし渡御(とぎょ)が始まり、1822年に今のような形の大名行列になった。1874年から現在の日程に固定され、ほぼ毎年開いている。
大名行列は2020、21年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止され、22年は規模を縮小して実施。23年は通常の行程で実施...
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