
全盲の白鳥建二さんが美術鑑賞や写真撮影の魅力を語ったシンポジウム=5月18日、新潟市西区
全盲の美術鑑賞者・写真家として活動し、現在新潟市内で滞在制作中の白鳥建二さん(54)=水戸市=とともにアートについて考えるシンポジウムが5月18日、新潟市西区の新潟大学で開かれた。白鳥さんは、視覚だけではない美術の感じ方や創作への意欲などを語った。
新潟大学美術教育研究会が主催し、学生や市民約50人が参加した。白鳥さんは新潟市中央区のゆいぽーと(市芸術創造村・国際青少年センター)に6月までの3カ月間滞在し、街の風景などを撮影してウェブサイトで発信している。
生まれつき強度の弱視だった白鳥さんは、全盲になった20代半ばごろから、美術館に通い、人と会話しながら美術鑑賞する独自の活動をしている。
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