新潟県加茂市で5月21日、青海(あおみ)神社春季例大祭(加茂まつり)のメイン行事、御神幸(ごじんこう)行列が行われた。勇壮な3基のみこしやかわいらしい稚児に加え、1歳前後の子どもを背負った母親がわが子の健やかな成長を願ってまちを歩き、商店街が熱気に包まれた。
青海神社は安産や子育ての神をまつっていることから、戦国武将・上杉謙信の母が懐妊時に安産祈願したとの伝承がある。加茂まつりは「乳母まつり」とも呼ばれ、地域に親しまれてきた。

御神幸行列は総勢約400人で、旗を掲げた小学生たちが威勢の良いかけ声で先導。若者らがみこしを担ぎ、青海神社前を出発して商店街を練り歩いた。
赤ちゃんと母親は20組余り...
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