橋梁点検と補修について、南魚沼市職員から説明を受けるマダガスカルからの研修視察団=5月24日、新潟県南魚沼市大木六
橋梁点検と補修について、南魚沼市職員から説明を受けるマダガスカルからの研修視察団=5月24日、新潟県南魚沼市大木六

 アフリカの島国マダガスカルから、道路と橋梁の設備点検や補修の実態を学ぶ研修視察団が来日し、5月24日に新潟県南魚沼市を訪れた。日本の点検と補修技術の高さに関心を示し、自国の発展に生かそうと熱心に学んでいた。

 一行は、日本の国土交通省に当たる公共事業省や国立公共事業建築研究所、道路公社など道路行政や、インフラ整備の研究者ら計19人で、5月31日までの約2週間、茨城県つくば市などで学んでいる。マダガスカルは道路の状態が悪く、道路や橋の補修、維持管理のための人材育成が急がれている。

 マダガスカルでは、長岡高専の井林康教授が開発したタブレット端末を使った橋梁点検システムを、試行的に使っている。同じシ...

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