
MRを活用して画面上のトマトを投げる参加者=6月1日、新潟市中央区万代3
2023年夏の猛暑で大きな被害が出たトマトの消費拡大をアピールするイベントが6月1、2日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで行われた。目玉はMR(複合現実)を活用した「トマト投げゲーム」。スペインの伝統的な祭りをヒントにした試みで、訪れた親子連れらは今年の豊作を願いつつトマトへの親しみを深めた。
農業法人の曽我農園(新潟市北区)が主催。代表の曽我新一さん(46)によると、曽我農園では昨夏、例年の約3割しかトマトを収穫できなかった。
ゲームは県産トマトの知名度向上や販売拡大を目指し、IT企業「メビウス」(新潟市中央区)と連携して開発した。専用のゴーグルを着けた参加者が画面上に現れる的に仮想...
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