
糸魚川ユネスコ世界ジオパーク山岳連盟協議会の設立総会=6月1日、糸魚川市大町1
新潟県糸魚川市の山岳関係者が集まり「糸魚川ユネスコ世界ジオパーク山岳連盟協議会」を立ち上げた。6月1日、ヒスイ王国館(大町1)で設立総会を開き、登山道の維持管理や遭難対策などで連携を深めることを確認した。
市内には県内最高峰の小蓮華山(2766メートル)や親不知から北アルプスへ通じる登山道「栂海(つがみ)新道」があるなど多くの登山者が集まる。遭難事故発生時には地元登山関係者と警察消防が連携して対応してきたが、他地域のように関係者一体で遭難防止対策や救助活動に取り組む山岳遭難防止対策協議会(遭対協)はなく、体制構築が課題となっていた。
発足した協議会は、市内の登山道を維持管理する山岳会や企業、...
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