甲種危険物取扱者の試験に合格した古川恭さん。「高校でも理系の資格を取りたい」と話した=新潟市西区内野町
甲種危険物取扱者の試験に合格した古川恭さん。「高校でも理系の資格を取りたい」と話した=新潟市西区内野町

 新潟市西区の内野中学校3年、古川恭(きょう)さん(14)が、国家資格の「甲種危険物取扱者」の試験に合格した。大学卒業レベルの化学の知識が求められ、中学生の合格は全国でも珍しいという。古川さんは「将来は資格を生かし、化学者や技術者になりたい」と夢を描いている。

 危険物取扱者は、爆発や火災の危険性がある液体、固体などに関する知識が求められ、それらを一定量以上貯蔵、または取り扱う化学工場などで必要な資格だ。甲、乙、丙の3種類があるが、甲種は法で定められた全ての危険物を扱うことが可能で、難易度が高い。

 「化学が好きで興味がある」という古川さん。インターネットで化学について調べるうち、「将来役に立つ資...

残り383文字(全文:683文字)